がん保険の特徴としては、まず「がん」治療のみを保障対象としている点が挙げられます。「がん」以外の入院や手術は保障しないため、一般の医療保険より保険料が安くなります。次に、入院給付金の支払限度日数が無制限となっていることです。一般的な医療保険の場合1回の入院について、同じ病気での支払限度日数が何日(60日、120日、180日、360日、730日、1095日など)と決まっています。退院から180日経過しない再入院は1入院とカウントされるため、入退院を繰り返すような状況ですと、支払限度日数が短いものだとカバーできない可能性もあります。その点、がん保険なら支払限度日数が無制限なので入院日数の心配はありません。
また、がん保険は保険会社によって商品の特徴が微妙に異なります。保障が充実しているものは当然保険料も高くなるため、現実的にその保障が必要かどうかしっかりと確認する必要があります。
以下に、がん保険の主な特徴をまとめてみました。
| 給付金・保険金 | 内容 |
| がん診断給付金 | がんと診断確定された場合、一時金として受け取れます。保険期間を通して給付が1回限りのところと、所定の条件(前回の支払から起算して2年を経過など)の元に複数回給付されるところがあります。また、「がん」とは一般的に「悪性新生物」のことを指しますが、「上皮内新生物」の場合、一時金の制限や給付対象にならないところもあるので注意が必要です。 |
| がん入院給付金 | がんの治療のために入院した場合、入院日数に応じた給付金が受け取れます。支払限度日数が無制限となっているため、入退院を繰り返しても保障が切れる心配がありません。 |
| がん手術給付金 | がんの手術を行なった場合、手術の種類に応じて所定の給付金が受け取れます。(入院給付金額の20倍など固定の場合もあります) |
| がん退院給付金 | がんで入院した後に、所定の要件(5日以上の入院など)を満たして退院した場合に受け取れます。 |
| がん通院給付金 | がんで入院した後に、がん治療のために通院した場合に受け取れます。支払限度日数が決まっている場合が多いですが、通院内容によっては、無制限のところもあります。また、入院を伴わない通院の場合、給付対象にならないところもあるので注意が必要です。 |
| がん死亡保険金 ・死亡保険金 |
がんで死亡した場合や、がん以外の理由で死亡した場合に受け取れます。がん保険は入院・治療費用の経済的なリスクをカバーすることが主な目的となりますので、最近は死亡保障がないタイプの商品も多くなっています。 |
| がん先進医療特約 | がんの治療を目的として先進医療(※)による療養を受けたときに先進医療の技術料が所定の金額(通算1,000万円など)まで保障されます。 |
(※)ファイナンシャルプランナーによる知っ得コラム、「話題の先進医療について」をご参照ください。
日本人の死亡原因の3分の1以上ががんとなっている現在、がん治療への備えは不可欠であると言えます。健康保険適用外の抗がん剤や放射線療法などの治療を選択した場合、一般的な医療保険では医療費をカバーできない場合もあります。医療費が多額にかかるという不安解消にがん保険は有効な手段と言えるのではないかと思います。がん保険の特徴をしっかりと理解し、必要な保障を備えたムダのない保険を選ぶようにしましょう。
三大疾病保障保険は、がん・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態になった時、生きている間に、死亡保険金と同額の保険金が受け取れます。また、三大疾病による保険金が支払われないまま死亡したり、高度障害になった場合にも保険金が受け取れます。
受け取れる保険金は、医療保険のように、入院1日あたりいくら、というのではなく、保険加入時の保険金額が一時に支払われるタイプがほとんどです。
また、名称については「特定疾病保障保険」や「重大疾病保障保険」など、保険会社によって呼び方が違いますが、おおむね同じ形態の保険商品です。
ただ注意点として、この保険は「がん・急性心筋梗塞・脳卒中になれば保険金が支払われる」と思われているようですがそうではありません。
三大疾病になって、保険会社の定める所定の状態になった時に支払われます。
では、所定の状態とはどのような状態なのかを見てみましょう。
| 【がんの場合】 |
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| 【急性心筋梗塞の場合】 |
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| 【脳卒中の場合】 |
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上記は、三大疾病保障保険の一般的な支払い基準ですが、保険会社によって支払い基準に違いがあります。この保険の加入を考えているのであれば、保障内容・保険金の支払い基準等をしっかり確認することが最も重要だと思います。不明な点やわからない点があれば、保険会社に確認しておくと良いでしょう。
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